日本一の森林率を誇る 緑豊かな歴史のまち 印刷
2010年 7月 06日(火曜日) 16:29

四万十川

四国の南部に位置し、面積は7105.15平方㌔㍍、人口は約77万3000人。県庁所在地は高知市。江戸時代には、土佐藩がおかれて山内氏が統治、新田開発や茶の栽培、和紙の製造などが行われた。近年はテレビドラマなどの影響で、江戸時代幕末から活躍した武士・坂本龍馬が話題を呼んでいる。

高知 坂本龍馬

土佐沖を流れる暖流の黒潮の影響で、気候は1年を通して暖かい。年間日照時間が2000時間を越え、全国1〜2位を争うほど長い。一方で、年間降水量は日本一で、雨が多い地域としても知られる。

南は太平洋に面し、北は四国山地を背にして北東部は徳島県、北西部は愛媛県と接している。山地が海岸に迫っているため、平野は少なあるが、農業は暖かい気候を利用したビニールハウスによる施設園芸は盛んに行われている。にナス、ピーマン、キュウリなどの生産量が多く、全国上位を占める。

水産業では、土佐佐賀漁港などをはじめとして、カツオの一本釣りが有名である。ソウダカツオの漁獲量は日本一ということで知られている。また、林業は全国一の森林率(約84㌫)を誇り、日本三大美林のひとつである魚梁瀬杉が有名。地元の資源を生かした木材、木製品などの産業も残っている。

室戸岬

観光面では、日本最後の清流といわれる四万十川のほか、重要文化財・高知城や古社寺の名所旧跡、室戸岬・足摺岬・四国カルストなど、数多くの自然景勝地を有する。また、8月に高知市で開催される「よさこい祭り」は日本を代表するイベントとして知られ、県内外から多くの観光客が集う。

名物としては、かつおのタタキ、鍋焼きラーメン、伝統工芸は土佐和紙などがあげられる。

最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:25