琉球王国の文化遺産、危機的状況 印刷
2019年 11月 06日(水曜日) 17:27

先月31日焼失した首里城。同城を管理運営している沖縄美ら島財団は、琉球王国にまつわる数々の美術工芸品を収蔵してきたが、火災発生後これらの美術品の所在を把握できていない。もし首里城内に保管されていた場合は焼失の可能性がある。どこに保管されているのか同財団では確認を急いでいる。収蔵品のなかには、中国人絵師の孫億(そんおく)が描いた「花鳥図(三幅)」など中国ゆかりの品々も含まれる。琉球王国の文化を伝える遺産が危機に瀕している。