世界初 “ハブ毒”の遺伝子解析に成功 印刷
2018年 8月 01日(水曜日) 18:39

OIST=沖縄科学技術大学院大学はハブのすべてのゲノムを解読し、世界で初めてハブの毒を作り出す遺伝子の全貌が解明されたと発表した。沖縄科学技術大学院大学の佐藤矩行教授は26日会見を開き、九州大学などとの共同研究で奄美大島産のオキナワハブからDNAを抽出・解析し、ハブのすべての遺伝情報=ゲノムの解読に成功したことを発表した。解析の結果、ハブの毒液の遺伝子が246種類のタンパク質で構成されることがわかり、佐藤教授は「今回の研究がより効果の高い抗体や新薬の開発などにつながる」と今後の応用に期待を述べた。