希少サンゴの移植許可 辺野古埋め立て海域 沖縄県 印刷
2018年 2月 21日(水曜日) 22:16

沖縄県の翁長雄志知事は16日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古の埋め立て海域で見つかった希少サンゴに関する防衛省沖縄防衛局の移植申請を許可した。翁長氏は許可権限を利用して辺野古移設工事を阻む構えを見せていたが、法令上、許可せざるを得ないと判断した。移設反対派が反発する可能性もある。埋め立て海域で昨年7月、環境省のレッドリストで絶滅の恐れがあるとされる「オキナワハマサンゴ」1群体の生存が確認され、沖縄防衛局が同10月に移植許可を申請。県水産課が漁業調整規則に基づき審査した結果、許可相当と判断した。