完全養殖ウナギ実現へ 鹿児島の業者が実験報告 印刷
2019年 6月 27日(木曜日) 11:13

全国で深刻な不漁となっているウナギ。その完全養殖に向けて養殖ウナギの生産量日本一の鹿児島で行われた実験の結果が、東京で報告された。今回の実験は、人工的に産卵・ふ化させた稚魚=いわゆる人工稚魚が、天然の稚魚と同じ環境で問題なく育つかどうか検証するもので、鹿児島の山田水産と鹿児島鰻が国の研究機関から300匹の人工稚魚の提供を受けて1年かけて育てた。そして実験の結果、人工稚魚は、成長に若干のバラつきが見られたものの、生存率は天然とほぼ同じだったことなどが報告された。

最終更新 2019年 6月 27日(木曜日) 11:14