抹茶の原料となる鹿児島県産てん茶が14日、鹿児島市の県茶市場に初めて上場された。11点計約650キロのうち、茎茶を除く本茶10点約500キロにキロ平均2465円の値が付いた。県内茶商へ安定供給が図られることから、関係者は「鹿児島抹茶の輸出拡大に弾みがつく」と期待を込めた。県農産園芸課によると、県内では約10年前からてん茶が生産されており、2017年度実績は489トン。