伝統の「鮒市」にぎわう 夜明け前から寒ブナ求め 佐賀・鹿島市 印刷
2018年 1月 27日(土曜日) 13:58

江戸時代から300年以上続く鹿島の冬の風物詩「鮒(ふな)市」が19日早朝、鹿島市浜町の酒蔵通りで開かれた。郷土料理「鮒んこぐい」に使う寒ブナを求め、夜明け前から多くの人出でにぎわった。通りに並んだ水槽の中でフナがぴちぴちと跳ねていた。全国的に珍しい鮒市は「二十日正月」に醸造元や網元が奉公人をねぎらうため、高価なタイの代わりにフナを用いたことが始まりとされる。