博多に秋の訪れ告げる 櫛田神社ぎなん落とし 印刷
2015年 10月 08日(木曜日) 09:27

博多に本格的な秋の訪れを告げる伝統の神事「ぎなん落とし」が5日、福岡市博多区上川端町の櫛田神社であったと西日本新聞が報じた。境内にある、樹齢300年以上といわれる雌雄のイチョウの木「夫婦(めおと)ぎなん」に実ったギンナンの実を神職やみこたちが収穫し、神前に供えた。 「夫婦ぎなん」は高さ22メートル、幹回り6メートルの神木。雌雄の木が根本から寄り添うように立つ姿から名付けられた。夫婦円満や子孫繁栄などの御利益があるとされる。収穫した実は、皮をむいて水で清めた後に乾燥させ、正月や来春の「ぎなん祭」で参拝者に配られる。