神戸100年映画祭、今秋で終幕 高齢化や財政難「20年区切りに」 印刷
2015年 10月 30日(金曜日) 00:00

神戸で20年にわたり親しまれてきた「神戸100年映画祭」が今秋の第20回を節目に幕を下ろすことが24日、分かったと神戸新聞が報じた。赤字による運営難に加え、主催するNPO法人のスタッフが高齢化し、継続が困難になったという。今後は同映画祭の企画の一つで、新旧の名画を扱う「新開地・淀川長治メモリアル」のみを継続する。同映画祭は、神戸における日本初の映画上映から100年に当たる1996年に開始。初回はポーランドのアンジェイ・ワイダ監督や中国のチェン・カイコー監督ら世界の巨匠がゲストで訪れ、多くの入場者を集めた。