近江牛、生産強化へ新事業 滋賀県、繁殖・肥育一貫へ 印刷
2016年 2月 19日(金曜日) 13:55

全国的に牛肉のブランド競争が激しくなる中、滋賀県は2016年度から、近江牛の生産態勢の強化に乗り出すと京都新聞が報じた。繁殖から肥育まで一貫して県内で担えるよう、良質の肉牛の受精卵を乳牛に移植して育て、畜産農家に供給する頭数を増やす。輸入牛肉の関税引き下げの影響が懸念される環太平洋連携協定(TPP)対策、赤字経営が続く県出資の食肉処理施設の経営改善にもつなげる。