5メートル超の高潮、阪神間で大浸水 兵庫県 印刷
2019年 8月 23日(金曜日) 10:43

兵庫県は1日、阪神地域を対象に、5メートルを超える高潮被害を想定したハザードマップ(高潮浸水想定区域図)を公表した。防潮堤などの水防施設が破壊されれば、海抜ゼロメートル地帯が多い尼崎市の大半が浸水するなど被害は広範囲に及ぶと予測。県は避難先を確認するなど日常的な防災意識の向上を訴えている。マップは、中心気圧910ヘクトパスカルの台風襲来を想定。過去最大とされる昭和9年の室戸台風級の規模で、尼崎市~芦屋市の海岸に波高5.2~5.5メートルという「想定しうる最大規模の高潮」の被災を分析した。