観客輸送に水上バス導入 交通混雑対策の一環 印刷
2019年 3月 05日(火曜日) 18:26

東京都は28日、2020年東京五輪で競技会場が集中する臨海部の観客輸送のため、水上バスの活用を検討する方針を明らかにした。鉄道やバスなど既存の公共交通機関の混雑緩和が目的で、水辺空間の魅力を国内外に発信する狙いもある。五輪では、東京臨海部で水泳やテニス、体操など多くの人気競技が行われ、期間中、観客や通勤客らによる交通渋滞が懸念されている。このうち、ボートやカヌー・スプリントなどの開催会場となる「海の森水上競技場」は、最寄りの鉄道駅から離れており、都はシャトルバスの運行を計画してきた。新たに水上バスも追加することで、混雑緩和を目指す。