古都・鎌倉、温泉地・箱根、国際都市・横浜などを有する豊かな地域 印刷
2010年 7月 16日(金曜日) 16:14

hiyake

県庁所在地である横浜を中心に、工業地、住宅地、観光地として栄えている。東京都についで、全国2位の900万人という人口を有する県である。総面積は2,415万平方キロメートルで、関東平野の南西部に位置している。三浦半島を境に東京湾と相模湾に面しており、西部には「神奈川の屋根」といわれる丹沢山地、東部には多摩丘陵がある。水資源が豊富なのが地理的な特徴で、相模湾につながる相模川や酒匂川といった河川のほか、相模湖、津久井湖、丹沢湖、宮ヶ瀬湖などの人造湖が利用されている。

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工業製造出荷額が愛知県についで第2位の工業地域として知られている。その中核を担うのは、県内人口第1位の横浜と第2位の川崎を中心とする京浜工業地帯の臨海部だ。この地域では輸送機、一般機械、化学、石油の割合が高い。横浜港、川崎港、を有する輸出入の要所で、日本の海の窓口でもある。とくに横浜港は、成田空港、名古屋港、東京港に次いで第4位の貿易額を誇っている。

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 観光の中心となるのは県庁所在地の横浜市。日本の高層ビルのなかでもっとも高いランドマークタワーを中核とする「みなとみらい21地区」や横浜ベイブリッジ、赤レンガ倉庫、横浜中華街など、横浜港の周辺には観光スポットが密集している。また、温泉郷である、箱根、湯河原は全国的な知名度を誇る。さらに、京都にならぶ古都であり、数多くの史跡名勝を有する鎌倉、首都圏有数の海水浴場でありマリンスポーツなどが盛んな湘南など、文化と自然環境を生かした豊富な観光資源がある。名物としては、横浜の家具や小田原の漆器、箱根の寄木細工といった伝統工芸品、三浦、湘南の海産物などがある。
最終更新 2010年 9月 13日(月曜日) 15:39