日本を牽引する バリエーション豊かな工業地帯 印刷
2010年 7月 16日(金曜日) 15:51

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五浦温泉

関東地方北東部に位置し、東は太平洋に臨む190㎞の雄大な海岸線、北は福島県、西は栃木県、南は埼玉県と千葉県に接しに面している。総面積6096平方キロメートルで、その65%が、平地で可住地面積は全国4番目に大きい。また、水資源に恵まれており,日本で2番目に大きな湖である霞ヶ浦(168平方キロメートル)や利根川などがある。人口は約296万人で、県庁所在地の水戸やつくば市などに住む人が多い。

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牛久大仏

気候が温暖で災害が少なく,農業が盛んで、総農家数、農業産出額ともに全国でトップクラス。レンコン、メロン、チンゲンサイ、栗などが日本一の生産量を誇る。漁業も盛んで、サバ、マイワシなどの海水魚、コイの養殖,シラウオなどの淡水魚などが獲れる。

2010年,茨城空港の開港により,4本のハイウェイと鉄道,港湾など陸・海・空の交通ネットワークの整備が進み,首都圏の一翼を担う地域として発展している。

産業分野では,電機・機械産業が集積しているのが特徴のひとつ。とくに日立市やひたちなか市には日立製作所関連の工場が多く存在する。また、港が整備され、鉄鋼、石油化学といった素材産業や風力発電の施設が集積する鹿島市、原子力センターのある東海村や研究学園都市を形成しているつくば市など日本を代表する先端科学技術産業の拠点が形成されている。

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袋田の滝

観光地として人気なのは水戸。江戸時代に徳川氏によって造園され、日本三名園のひとつに数えられる偕楽園や水戸藩の藩校であった弘道館など、国指定文化財の史跡名勝が数多く存在する。また、県立の近代美術館や、水戸芸術館なども設立され、文化面でも充実している。日本一大きい仏像としてギネスに登録されている牛久大仏も観光スポットとして人気があるほか、釣りや遊覧船などのレジャーが楽しめる霞ヶ浦、ハイキングコースのある筑波山、日本三大名瀑のひとつ袋田の滝なども人気だ。名物としては、水戸納豆やアンコウ鍋などがあげられる。
最終更新 2010年 9月 28日(火曜日) 13:31