金沢産椿に豊かな香り、同好会の松井会長 中国産と交配、10年かけ 印刷
2016年 1月 04日(月曜日) 23:26

石川つばき同好会が、「西王母」や「ことじ」など微香の金沢生まれの椿を豊かな香りを放つように改良したと北國新聞社が報じた。松井清造会長が10年掛かりで、香りの強い中国産の椿との掛け合わせに取り組んだ。同会は2017年に野々市市で開催される全国椿サミットへの出品に向け、さらに改良を進める。中国産の椿「西南白山茶」や「湖南山茶」と、交配させると、加賀藩士が人工交配で生み出したとされる西王母などの花姿はそのままに、豊かな香りを加えられることが分かり、昨年、試作品第一号の開花にこぎ着けた。