高波の悲惨さ伝える 滑川市立博物館 1916年の写真公開 印刷
2019年 7月 25日(木曜日) 12:00
 1916(大正5)年に滑川町を中心に大きな被害をもたらした高波の写真資料6点が、滑川市立博物館の書庫で見つかった。県外の郷土史研究家だった故人所有の資料で、高波に襲われた後の町の悲惨な状況が伝わる。同館が過去の調査で収集したが全点の展示には至っておらず、20日からの企画展「なめりかわ~災害の記憶」で公開する。北日本新聞の前身「高岡新報」や「富山日報」の記事によると、同年12月27日夜、強い北風で海上が大荒れとなり高波が発生。中新川郡滑川町では家屋50棟以上が全半壊し、射水郡などでも被害が出た。
最終更新 2019年 7月 29日(月曜日) 12:00