「水江の渡し」90年の歴史に幕 倉敷大橋開通で運航終了 印刷
2016年 4月 10日(日曜日) 12:39

倉敷市水江の高梁川両岸を結ぶ「水江の渡し」が3月31日、定期運航を終了したと山陽新聞が報じた。大正時代から“地域の足”として親しまれてきたが、近くに倉敷大橋が開通したのに伴い、約90年の歴史に幕を下ろし、大勢の市民らが別れを惜しんだ。幅46メートルの川を木造船で結ぶ水江の渡しは、河川改修で道路が川底に沈んだため1925(大正14)年、地域住民が開始。27年に「水江渡船組合」を設立した。