上下の風、航空機に伝達 鳥取空港の離着陸で 印刷
2019年 7月 10日(水曜日) 16:28

鳥取県と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日までに、鳥取空港で離着陸する航空機のパイロットに、低層の上下方向の風に関する情報を提供する世界初のシステムの運用を8月から始めると発表した。上下方向の風は、着陸の際の進入角度などに影響する。事前に分かればパイロットがより対応しやすくなる利点がある。鳥取県やJAXAによると、JAXAと測定機器メーカーのソニック(東京都)が共同で開発。滑走路に設置した装置から出す音波を利用し、約90メートル上空までの上下方向と水平方向の風を高さ10メートルごとに計測する。そのデータがコックピットの画面に表示される。