年忘れの「ワーッハッハ」 山口の奇祭「笑い講」 印刷
2015年 12月 18日(金曜日) 23:09

山口県防府市台道の小俣地区に伝わる奇祭「笑い講」が6日、頭屋(当番)の民家で開かれ、「ワーッハッハ」という年忘れの大きな笑い声が響いた。約800年前の鎌倉時代から伝わるという奇祭では、「講員」と呼ばれる世襲の15人が紋付きはかま姿で集まった。神棚に祝詞をあげ、酒を酌み交わした後、2人一組でサカキの枝を振りながら3回大笑い。1回目は今年の収穫を感謝、2回目は来年の豊作を祈願、3回目は今年の苦しみや悲しみを忘れる意味がある。