下関でフグ初競り 昨年より安値 印刷
2019年 1月 29日(火曜日) 10:18

フグの取扱量日本一で知られる山口県下関市の南風泊市場で4日未明、新春恒例のフグの初競りがあり、天然トラフグや養殖のフグ計14.2トンが競り落とされた。最高値はキロ当たり1万3千円で、昨年より5千円安かった。午前3時25分ごろ、始まりを告げるベルが鳴り、競り人の「ええか、1パイはどうか」という威勢の良い掛け声が響き渡った。仲買人が黒い袋の中で競り人の指を握って値段を決める独特の「袋競り」で次々と値段が決まった。フグは関東や関西方面へ出荷される。