数多くの神話が残された 日本屈指のスピリチュアルスポット 印刷
2010年 7月 06日(火曜日) 15:44

島根 出雲大社

中国地方の北部にあり、南部の中国山地を背にして、日本海に沿って細長く広がる。島根半島の北方約60㌔の日本海上に浮かぶ隠岐諸島などのエリアも含む。面積は6707平方キロメートル、人口は約72万人で47都道府県中46番目と少ない。

県土の90㌫近くが山地で、耕地面積はあまり広くない。農業は出雲平野の稲作、安来市のナシや出雲市のブドウがメインで、中国山地では肉用牛の飼育が営まれている。水産業は浜田市の浜田漁港を中心にアジ、サバ、イワシなどの水揚げが多い。

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島根 石見銀山

また、最近はサービス業、観光業など第三次産業も盛んになってきている。県全体を通して豊かな自然に恵まれており、大山隠岐国立公園、西中国山地国定公園などの国立公園や国定公園などがある。また神話や伝説に関係した土地や寺社も多く、パワースポット・スピリチュアルスポットを目的とした多くの観光客が増えている。

観光地として人気を誇るのは出雲市にある出雲大社。『古事記』『日本書紀』『風土記』といった神話にも登場し、日本最古の神社建築の形式を持つといわれている。1744年に建てられた本殿は国宝に指定されている。祭神が縁結びの神様とされているため、カップルで訪れる観光客も多く見られる。

また、07年に世界遺産に登録された石見銀山も観光地として人気を集めている。石見銀山は大田市にあり、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大級の銀山。現在は閉山しているが、かつての銀鉱山跡と鉱山町の様子を見学することができる。そのほか、全国で2番目の平面規模を誇る天守閣を有する松江城や、出雲市にある日本一の高さ(43.65㍍)を誇る出雲日御碕灯台など、見所満点だ。

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島根 出雲大社

伝統工芸品としては、出雲石灯ろう、そろばん、石州和紙などがある。名物としては日本三大そばにあげられる出雲そばが有名。

最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:23