松江城「塩札」市指定文化財に 塩生産・流通の一端解明 印刷
2016年 11月 29日(火曜日) 22:58

江戸時代の松江城で使用されていた「塩札」と呼ばれる木製の札について、松江市文化財保護審議会は24日、市文化財に指定するよう市教委に答申した。江戸時代後期、天守内での籠城などに備えた塩の備蓄状況や、松江藩内の塩生産・流通の一端を明らかにする貴重な資料だと評価された。「塩札(松江城天守出土)」として市文化財指定を答申された木札は、昭和20年代の松江城天守解体修理工事の際に地階からみつかった木製品40点。