山陰唯一の海女漁紹介 鳥取市歴史博物館で歴史ひもとく展示会 印刷
2017年 8月 10日(木曜日) 11:52

鳥取市青谷町で400年以上続き、山陰地方唯一とされる海女漁を紹介する展示会「夏泊の海女」が、市歴史博物館(同市上町)で開かれている。古文書やインタビュー映像などで、由緒ある海女漁の歴史や漁の実際などにせまっている。夏泊の海女は、市西部の岬・長尾鼻の周辺で岩ガキなどの貝類や海藻などを採集した。16世紀末頃、県東部を治めた亀井茲矩が、長尾鼻西側の夏泊に福岡から漁民を招き寄せ、素潜り漁の名人だったその妻が、住民に技を広めたのが漁の始まりという。