中国、外国人の不動産購入規制を実施 印刷
2010年 11月 16日(火曜日) 16:08

中国の不動産市場では、外国人の不動産購入に対して4年ぶりの規制が開始されました。住宅建設部と国家外貨管理局は15日夜、「海外機関及び個人 による不動産購入の規範化に関する通知」を発表しました。この「通知」によりますと、外国人は中国国内で居住目的とした住宅の購入を一軒のみに制限さ れ、、国内で支社や代表所などを設ける海外の機関は、営業登録をした都市でのみ事務所用の非住宅家屋を購入することができることとなります。

業界の専門家は、外国人の不動産購入に対する新規制は、海外機関による住宅の買い上げを禁止することで、中国の不動産市場に大量のホット マネーが流入することを食い止めるための対策だと見ています。今回の外国人の不動産購入規制の再始動に加えて、すでに発表されている購入規制、及び審議中 の不動産税などの影響を受けて、来年上半期における不動産業界の成長速度は引き続き落ち込むことが予測されます。(翻訳:ZHL)