<G20サミット>中米、両国関係を推進することで合意 印刷
2010年 11月 12日(金曜日) 13:28
G20首脳会合に出席するため韓国を訪れた中国の胡錦涛国家主席とアメリカのオバマ大統領は11日ソウルで会談し、両国関係の一層の発展に共に努力していく姿勢を示しました。

胡錦涛主席はその中で「現在、中米関係は新たな発展のチャンスに恵まれ、双方がそのチャンスをしっかりと掴み、各分野での交流と協力を推進し、両国関係の良好な発展の勢いを保っていくことを期待している」と述べました。

胡錦涛主席はまた「経済貿易問題についてアメリカ側と引き続きコミュニケーションを保ち、食い違いの解決法を見出すつもりだ。アメリカが 中国へのハイテク製品輸出規制を緩和させる面で具体的な行動を取るよう期待している。また、中国はアメリカが実施している量的金融緩和政策に注目してお り、政策決定に際しては新興国や発展途上国の利益にも配慮すべきだ」と強調しました。

オバマ大統領は「両国が引き続き対話と交渉を保ち、両国関係の更なる発展を推進していきたい。アメリカは世界経済の力強く、持続的かつバ ランスの取れた発展を推し進める面で中国との協力を深めていくと共に、それぞれ国内の経済構造調整に力を入れることを期待している」と述べました。

同じくこの日、胡錦涛国家主席はまた、韓国の李明博大統領やロシアのメドベージェフ大統領と会談し、中韓、中ロ関係など二国間関係及び共に関心を持つ国際問題や地域問題について意見を交わしました。(翻訳:ZHL)