中国イタリア刷新フォーラム、ローマで開催 印刷
2010年 11月 09日(火曜日) 16:31

イタリア「中国文化年」の重要なイベントとして、中国イタリア刷新フォーラムが8日、ローマで開催されました。このフォーラムは中国科学技術省と イタリア改革公共管理革新省が共同開催したもので、両国の科学技術刷新分野での交流と協力を推進し、両国の友好関係の発展促進を目指しています。

万鋼科学技術相は開幕式で「中国政府は世界金融危機への対応において科学技術支援措置を重視しており、今後も科学技術の進歩と刷新を発展方式の転 換における重要な一部とする。中国の科学技術進歩と刷新は国情に基づいた上で、世界各国との科学技術協力を重視する。中国は国際的な責任を担い、各国と共 に世界の課題に対応して行くことを願っている。中国の刷新と発展は一層開放され、より包容力を備えたものとなるだろう」とした上で、「中国とイタリアは刷 新協力において補完性が高く、中国はイタリアとの科学技術刷新分野における全面的な協力を高く重視し、強化させていく」との考えを示しました。

イタリアのレナート・ブルネッタ行政大臣は「刷新はイタリアにとってだけでなく、如何なる市場経済の国家にとっても非常に重要である。イ タリアは中国との協力を重視し、中国市場を更に開拓して、イタリアの小中企業の発展における経験を中国と共有したいと考えている」とした上で、「両国の国 交樹立40周年にあたって、今回のフォーラムは両国の友好関係の発展のために新しい1ページを刻むこととなる」と述べました。

今回のフォーラムでは設計、電子政府、再生可能エネルギーと高効率エネルギー、生命科学など四つの議題が定められており、両国の政府機関や企業及び学術界の代表ら200人がフォーラムに参加する見込みです。

関係者によりますと、中国とイタリアはフォーラム開幕前に中国における中国イタリア技術移転センターの設立、中国イタリア工業設計・アイディア合同研究センターの設立などのプロジェクトに関する合意書に調印しました。(翻訳:huangjing)