WHO、新型インフルエンザのパンデミック終息を宣言 印刷
2010年 8月 11日(水曜日) 16:23
WHO・世界保健機関のマーガレット・チャン事務局長は10日、新型インフルエンザ(H1N1型)はポスト・パンデミック期に移行したと発表しました。中国衛生省は当日夜、WHOの提案に基き、中国の実情に従って、新型インフルエンザの防止措置を調整するとしています。

ここ2ヶ月、新型インフルエンザの世界的な流行は比較的低いレベルにとどまっており、これはパンデミックが終息したことを意味していま す。マーガレット・チャン事務局長はこのことについて「現在はポスト・パンデミック期に移行している」と述べ、ほとんどの国では季節性のインフルエンザの レベルに戻っているものの、ウィルスが完全に消えたのではなく、局地的に感染を引き起こす恐れがあるとして、医療関係者に引き続き警戒を呼びかけました。

中国衛生省は「新型インフルエンザ防止活動の経験をまとめた上で、応急対策を改善するとともに、引き続きその抑制を行い、国民の健康と生命を守っていく」としています。(翻訳:ZHL)