秦嶺・長江を堺に、中国人の顔立ちが微妙に異なる 印刷
2010年 7月 30日(金曜日) 15:24
中国科学院古脊椎動物と古人類研究所の研究者たちは、秦嶺山脈(中国中部を東西に貫く山脈)の北部、長江以南、及び、秦嶺と長江の間に生きていた古代人 類の頭蓋や顔面の特徴に対して研究を行った結果、秦嶺と長江を堺に、中国人の顔立ちは明らかに特徴が異なることが分かりました。

新石器時代の長江以南の住民は、鼻の横幅が広く、額が低いのが特徴で、これに対して、秦嶺の北部に暮らしていた住民は高い額と高い鼻を持っていま す。一方、秦嶺と長江の間に暮らしていた住民は比較的複雑な特徴を見せ、北方タイプに似ている人もいれば、南方タイプに似ている人もいるようです。

現在の中国人にも、秦嶺を堺にこのような顔立ちの違いがまだ見られます。(翻訳:ZHL)