中国、世界最大の海外直接投資先に 印刷
2012年 10月 31日(水曜日) 18:30

国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表した最新の『グローバル投資情勢に関するモニタリング報告書』によりますと、今年上半期の中国への海外直接投資額は591億ドルとなり、前年同期比3%の減少でしたが、アメリカを抜いて世界最大の海外直接投資先になったことが明らかになりました。

中国商務省外国投資管理局の責任者はこれについて、「現在、世界の経済回復は順調に進んでおらず、国際的な投資が直面する不確定かつ不安定な要因が増える中で、中国は外資導入で強い競争力を維持し続けている」と評価した上で、「これは、海外投資家が中国の発展の将来に期待を寄せるほか、中国市場の潜在力をますます重視し、中国の投資環境を大いに認めていることを表している」と分析しました。

同報告書で、発展途上国への海外直接投資が初めて世界の50%を超えたことも分かりました。