上海の実店舗セール人気 レジに長蛇の列 印刷
2023年 10月 30日(月曜日) 22:14

中国では年に1度の世界最大規模のECセール「双十一(ダブルイレブン)」シーズンが到来。各業者のオンラインでの先行販売キャンペーンの真っ最中で、一部の実店舗もさまざまな割引キャンペーンを実施して人気を集めています。

午前9時、上海市の繁華街・南京路にあるショッピングモールの入り口では、割引券を買うために並んだ客の列が、すでにショッピングモールの大半を囲んでいました。

午前9時50分、早めに開店するとレジにはあっという間に長蛇の列ができ、割引券を手にした消費者は、各種キャンペーンをめぐって綿密に計画を練り始め、店員も忙しくなってきました。

上海のあるデパートのマーケティング部スタッフの龔希正さんは、「店内には爆発的な人気を呼ぶ商品が60種類以上あり、在庫は合わせて1300点から1400点ほどある。顧客をオンラインからオフラインへと誘導したい」と述べました。

ショッピングモールでは、さまざまな商品を購入した客が行き交い、店員らは何度も商品を補充し、買い物客の消費ニーズに応えていました。

上海のあるショッピングモールの李蔚副社長は、「今日の売り上げは1億元(約20億円)を超え、顧客数は延べ10万人近くに達する見込みだ。これから年末までイベントが途切れることはないだろう」と話しました。