三峡発電所 操業開始から20年 累計約1.6兆kWh発電 印刷
2023年 7月 10日(月曜日) 22:11

世界で設備容量が最大の水力発電所として知られる三峡発電所の稼働開始から今月10日で丸20年を迎えました。

三峡発電所には34基の水車発電ユニットが設置されており、総設備容量は2250万キロワット、年間設計発電量は882億キロワット時です。中国の「西電東送(西部の電気を東部に送る)」と「南北相互供給」プロジェクトの基幹電源地であり、ここで発電された電力は昼夜無休で華東、華中、広東などに送られています。 

三峡発電所は20年間で累計約1兆6000億キロワット時のクリーン電力を発電してきました。これは中国住民が2022年に直接消費した電気の量に相当します。1兆6000億キロワット時のクリーン電力は、標準炭換算で約4億8000万トンの使用を節約し、二酸化炭素排出量を約13億2000万トン削減し、中国のクリーンで低炭素、しかも安全で高効率なエネルギーシステムの構築を後押ししています。