1月の世界製造業PMIが低位から回復、世界経済の下押しすう勢は多少緩和 印刷
2023年 2月 07日(火曜日) 00:00

中国物流購買連合会は6日、1月の世界製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表しました。7カ月連続で前月より下がっていた指数は、前月から若干回復し始めています。専門家は、中国の製造業の回復加速が世界経済の回復を促した主要な原動力になったと評価しています。

1月の世界製造業PMIは前月比0.6ポイント上昇して49.2%となり、7カ月連続の対前月低下傾向に終止符を打ちました。グローバル製造業PMIの連続的な下落傾向に歯止めがかかり、前月より上昇し始めたことは、2022年下半期以来の世界経済の継続的な弱含み傾向が多少緩和されたことを意味しています。

地域別で見ると、1月はアメリカとヨーロッパは50%以下で、アジアは50%以上に上昇しました。アフリカは前月より低下しましたが、51%近くを維持しています。

専門家によると、グローバル製造業PMIが依然50%以下であるということは、世界経済が上昇に転じるトレンドを依然として強化する必要があることを示しています。同時に、新型コロナウイルス感染症の流行が世界経済に与える不確実性による影響が依然として存在し、需要不足の問題は依然として世界各国が共通して直面している問題であることをも認めなければなりません。インフレ緩和と景気回復推進のはざまで絶えずバランスを取ることは、多くの国々が直面しているジレンマです。