「嫦娥5号」採取の月面土壌が国家博物館で展示開始 印刷
2021年 3月 01日(月曜日) 19:17

「月面サンプル001号―“飛天の夢”の瞬間を振り返る」をテーマとする展覧会が27日午前から、北京の国家博物館で一般公開されました。

今回の展覧会では、探査機「嫦娥5号」が月面から採取した土壌サンプルを含む、中国の月探査プロジェクトに関する実物40点余りが展示されています。

「月面サンプル001号」と命名された土壌サンプルの重さは100グラムで、人工クリスタル製の容器に収められて出展されています。外部容器の高さは地球と月の平均距離38万4400キロを象徴する38.44センチメートルで、幅は「嫦娥5号」が打ち上げられてから地球に帰還するまでの22.89日間を意味する22.89センチメートルです。

また、展覧会では実物展示の他、大量の資料や写真、映像なども公開され、中国の月探査プロジェクトの成果が振り返られています。