5G技術の交流と協力を強化=外交部 印刷
2019年 2月 22日(金曜日) 10:09

中国企業が関係国の5Gネットワーク建設に参加することが議論されていることを受けて、外交部の耿爽報道官は21日、北京で行われた定例記者会見で、「5G技術はグローバル化が進み、各国が交流・協力していく中で生まれたもので、国際社会が共同で持つハイテクのイノベーションの成果である。中国は、『各国と共に協議、共に建設、共に享有する』という原則に則って、新たな技術革命がもたらした発展のチャンスを掴み、各国とともに5Gを含めた科学技術の交流や協力を強化していきたい」と述べました。

なお、世界最大規模の携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス 2019」(MWC 2019)が、来週スペインのバルセロナで開催されます。中でも5G技術は関心度の高い話題になると見込まれています。しかし、一部から中国企業の製品と設備には安全問題があり、5Gネットワーク建設から除外されるべきだという声が上がっています。

耿爽報道官は、これに関して、「グローバル化の時代に、世界から離れ、独自の発展を図っていく国は存在しない。開発や応用における協力を拒む技術も存在しない。中国は各国と5Gを含めた科学技術の交流や協力を強化し、共同発展や互恵共栄を実現させ、全人類の福祉を促進させて積極的な貢献をしていきたい」と表明しました。