駐独大使、『南ドイツ新聞』の報道に中国の立場を表明 印刷
2018年 10月 28日(日曜日) 15:51

独紙『南ドイツ新聞』の26日付けの台湾地区に対する報道について、ドイツ駐在中国大使は中国側の立場を4つの点から明らかにしました。

一、『南ドイツ新聞』の報道で中国と台湾を故意に分立したことは、国際社会とドイツ政府が遂行してきた「一つの中国」という原則を蔑視し、「台湾独立」勢力に世論の場を提供するもので、中国はこれに不服と断固反対を表明する。台湾問題は「民主」の問題ではなく、中国の国家利益と民族利益に及ぶ問題である。

二、台湾は中国の領土における分割できない一部分である。中国はいかなる人、いかなる行為であっても主権と領土を侵犯することを許容しない。

三、台湾海峡両岸は一つの家族で、いかなる力であっても分離してはならない。中国は国家の完全統一を実現していないが、両岸の相互融合と相互に通じ合うことが大勢の赴くところである。我々は国家統一を維持するための、決心と戦略的根気を持っている。

四、中国はドイツの民族統一を支持してきたため、民族問題において同じ姿勢で中国を支持することを望む理由がある。「台湾独立」勢力がドイツで活動することは、両国関係及び地域の平和と安定に対する破壊性と危険性があることをはっきりさせなければならない。