アモイ大学に「中日交流の窓」設立 印刷
2018年 10月 25日(木曜日) 18:31

アモイ大学嘉庚学院で24日、アモイやその周辺地域で中日両国の文化交流を進めることを目的とした「中日交流の窓」の開設を記念する式典が行われました。

この「中日交流の窓」は、日本の国際交流基金日中交流センターが、中日両国の若者交流や民間交流を促進するため設立したものです。中国全土であわせて15ヵ所あり、福建省では初めての開設となります。

アモイ大学嘉庚学院の王瑞芳院長は式典で挨拶し、「外向的でハイレベルな人材を養成し、新たな時代のニーズに応えて大きな役割を果たしていくだろう」と述べました。

また、広州の日本総領事館の石塚英樹総領事も挨拶に立ち、「今年は日中平和友好条約締結40周年であり、現在の日中関係は正常な軌道に戻り改善しつつある。両国国民が心を通わせれば、協力の場が広がっていく」と述べ、「中日交流の窓」の設立はチャンスであり、両国間の相互理解が深まるだろうと見ています。

そして、日本大使館の元大使である阿南惟茂氏は講演を行い、「日中間の文化交流は脈々と続いており、また日本と福建省は長年にわたって往来を続けている。若者たちは伝統を受け継ぎ、両国の世代友好を進めて欲しい」と語りました。