世界の外貨準備に占める人民元の比率が増加=IMF 印刷
2018年 10月 03日(水曜日) 18:05

国際通貨基金(IMF)がこのほど発表したデータによりますと、今年第2四半期の世界全体の外貨準備総額のうち、世界各経済体が所有する人民元の割合が増加しており、豪ドルやカナダドルと同水準になったことが分かりました。

IMFの発表によりますと、今年第2四半期の人民元の外貨準備高は1933.8億ドルに達し、世界の総額に占める比率は1.84%になったということです。また、今年第2四半期の世界全体の外貨準備総額は11.48兆ドルで、そのうち、公的外貨準備通貨構成レポート(COFERレポート)メンバーの外貨準備高は10.52兆ドルとなっています。

中国人民元の割合増加についてアナリストは「世界の外貨準備管理機構による人民元所有意欲の向上を示す動きだ。米ドルへの依存度の低下や外貨準備の多元化ニーズの増進も反映されている」と分析しています。