谷村新司コンサート「38年のすばる」、今夜北京で 印刷
2018年 9月 28日(金曜日) 15:30

中日平和友好条約の締結から40年となる今年、両国の文化交流に熱心な日本のミュージシャン・谷村新司さんが28日夜、北京で「38年のすばる」と題したコンサートを行います。

谷村さんは1981年8月23日に北京でコンサートに参加し、初めて中国の歌手と歌いました。改革開放を実施して間もなかった当時の中国では、外国人歌手の生の声が新鮮で、その姿にすっかり魅了され、大人気を呼びました。名曲「昴(すばる)」は中国でも大ヒットし、今でもテレビやカラオケでよく歌われています。谷村さんは、テレサ・テンなど中華圏のトップシンガーとともに親しまれ、また長年にわたり音楽界で活躍するとともに、中日両国の交流活動にも積極的に参加しています。

谷村さんは、「昴」の創作について「子供の時、目を閉じると、地平線まで広がる草原や満天の星の夜空、吹き抜ける風といった景色が浮かんできた。しかし、実際にはこのような景色は1回も見たことない。この幻想的な場面は、中国東北部にあるのだと前から思っている」と説明しました。

谷村さんは、北京公演に続いて上海でもコンサートを行います。