中国が知的所有権大国に成長へ=外交部 印刷
2018年 3月 19日(月曜日) 21:47

外交部(外務省に相当)の華春瑩報道官は19日の定例記者会見で、世界知的所有権機関(WIPO)が発表した統計データから見ると「中国は既に知的所有権の大国へと成長した」とした上で、「イノベーションをエンジンとする成長戦略を実施するなど、知的所有権の発展における中国側の努力と成果を客観的に見てほしい」と強調しました。

WIPOが昨年12月に発表した「世界知的所有権指標」報告書によりますと、中国国家知的所有権局が受理した発明特許は130万件に上り、アメリカや日本、韓国及び欧州特許庁の合計件数を上回ったということです。また中国は2015年、世界で初めて発明特許の申請件数が100万件を突破し、一昨年にはアメリカと日本に継いで3番目に認可済みの発明特許保有件数が100万件を突破しました。

同時に一部の国と人は中国の知的所有権保護事情についてとやかく指摘しています。これに対し、華報道官は、WIPOのフランシス・ガリ事務局長の話を引用して「全世界の特許申請件数における中国が占める割合からすれば、中国の革新型発展の勢いを垣間見ることができる。中国はイノベーションとブランドの創出における世界のリーダーになりつつある」と語りました。