新技術と新サービスが支える2018年の「春節大輸送」 印刷
2018年 2月 05日(月曜日) 19:42

5日目を迎えた2018年の「春節大輸送」は、安定運行はもちろんのこと、新技術の応用と、新サービスの実施により、乗客の乗車体験がさらに快適なものとなっています。

中国鉄道科学研究院電子研究所の朱建生副所長によりますと、2018年の春節大輸送での順調な運行を実現するため、12306チケッティングセンターでは、インターネット上のチケット販売システムの処理能力向上をはかり、一日あたりのチケット販売可能数を1000万枚から1500万枚まで引き上げました。その結果、今年1月3日の春節期間の鉄道チケット発売開始以来、インターネット販売は引続き販売ルートの中心的役割を果たし、合計3.5億枚の発行済みチケットのうちの2.8億枚を販売、総販売枚数の80%近くに迫る勢いです。

中国鉄道科学研究院電子研究所12306サイト技術部の単杏花主任は、「12306サイトが運用を開始した2012年当時は、1秒あたり多くても十数枚しか発券できなかったが、今年の春節期間には、1秒に700枚発券できるようになった。これはエンジニアたちが12306システムに絶えず磨きをかけてきたことによるものだ」と述べました。

2017年以来、12306システムでは他にもインターネット上での料理注文、高速電車の座席指定、ウィーチャットでのチケット情報通知など、様々な公共サービス機能をローンチし、旅路に便宜を提供し、2018年の春節期間の家路を心温まるものにしています。

2018年春節大輸送において注目されているもう一つの目玉は、「ブラックテクノロジー」と呼ばれる顔認識機能です。専用端末が設置されている1000の改札では、旅客は身分証を設備にかざし、認識センサーの前に立つだけで、改札を通過することができるとのことです。しかも、時間はなんと2、3秒しかかからないとのことで、これまでの改札での混雑が解消されることが見込まれています。