去年の中国外資導入が過去最高額=国連報告 印刷
2018年 1月 24日(水曜日) 19:25

ジュネーブに本部を置く国連貿易開発会議(UNCTAD)は22日、『世界投資動向モニタリング報告』を発表し、2017年、中国の海外直接投資(FDI)の流入額は過去最高の1440億ドルに増え、中国は米国についで世界第二位の外資流入国となったと明らかにしました。

報告によりますと、2017年の世界全体の海外直接投資(FDI)は前年比16%減の約1兆5200億ドルだったということです。また、先進国の海外直接投資は前年比で27%減でした。これは世界全体が減少した要因だと考えられ、中でも欧州は27%、北米は33%それぞれ減少しました。

2018年の見通しについては、「世界経済の成長に伴い、世界全体の海外直接投資は1兆8000億ドルの水準に回復する可能性があるが、地政学的リスクや、米国の税制改革など政治面での不透明性が残っており、直接投資の回復にも影響を及ぼすだろう」と指摘されています。