新型高速列車「復興号」、26日から北京・上海線を運行 印刷
2017年 6月 26日(月曜日) 19:22

中国鉄道総公司が研究開発し、知的財産権を100%保有しながら、世界トップレベルの技術を持つ新型高速列車「復興号」が26日、北京南駅と上海虹橋駅からそれぞれ発車し、北京・上海間の運行を開始しました。

「復興号」には「CR400AF」と「CR400BF」の2車種があります。数字の400は速度を表するもので、走行速度が時速400キロからそれ以上に達することを示し、巡航速度は350キロです。中国鉄道総公司では今後、市場のニーズに合わせて「CR300」型と「CR200」型の開発を行う予定です。

「復興号」の特徴について、中国鉄道科学研究院機関車車両研究所の張波研究員は、「中国の国家基準、業界の基準、中国鉄道総公司の基準を数多く採用した」とした上で、「合わせて254の技術基準のうち、約84%が中国の基準に基づいている」と明らかにしました。

同車両について最も注目すべき点は、設計、牽引、ブレーキ、ネットワークなどのコア技術がいずれも、中国が自ら研究開発したもので、完全な知的財産権を持っていることです。これについて、張研究員は「『復興号』の開発によって、中国における高速列車の全面的な国産化や標準化のための基礎が築かれた。これは、国産高速列車の持続可能な発展を促進し、高速列車と重要な設備に関するコア技術を全面的かつ系統的に把握し、国産高速列車の海外進出を加速させる上でも極めて重要な意義を持つ」と評価しています。