中国、『京都議定書』の延長を再び申し入れる 印刷
2010年 12月 10日(金曜日) 11:00

メキシコのカンクンで開かれている国連気候変動枠組み条約締約国会議に参加している中国代表団の解振華団長は8日、「中国は、カンクン会議が『バリロードマップ』に従い、全面的で積極的かつバランスの取れた成果を収めることを支持する」と語りました。

これを実現するため、中国は、以下のアドバイスを出しました。『国連気候変動枠組み条約』と温室ガス排出を削減する『京都議定書』に基づ き、交渉をすること。共同発展を目標とし、協力強化をルートにすること。実質的な行動に出て、これまでに達した共通認識を拡大し、カンクン会議で積極的か つバランスの取れた成果を収めるよう推し進めていくこと。発展途上国が関心を寄せている『京都議定書』の第2約束期間、資金援助、技術移転などで実質的な 進展を収めることなどが含まれています。

また、同じ日会議に参加した中国外務省の劉振民次官補は、「排出ガスの削減を目指す『京都議定書』は、気候変動に関する交渉において一里 塚的文書であり、延長すべきだ。気候変動の緩和は最も重要で肝心な問題だ。カンクン会議は、これに関連する決定を出し、『京都議定書』とその第2約束期間 を支持すべきだ」と語りました。