中国の検察機関が過去5年間、部クラス幹部30人を調査 印刷
2013年 3月 11日(月曜日) 00:00

中国最高人民検察院の曹建明検察長は10日に「過去5年間、検察機関は職務犯罪を犯した省・部級以上の幹部30人を取り調べた」と述べました。

第12期全国人民代表大会第1回会議で活動報告を行った際、曹建明検察長は「検察機関は汚職や賄賂などの職務犯罪行為を厳しく取り調べ、各種職務犯罪16万6000件を立案し、関係者22万人を取り調べた。そのうち、県クラス以上の幹部13000人、局クラスの幹部950人、省クラス以上の幹部30人が含まれている」と指摘しました。

ここ5年間、中国の司法機関は薄熙来前重慶市共産党委員会書記と劉志軍前鉄道相の犯罪事件を立案調査しました。また南勇サッカー協会副会長、張建強中国サッカー協会女子サッカー担当部長、陸俊審判員等のサッカーをめぐる腐敗行為を摘発しました。

今年検察機関の腐敗取り締まり活動について、曹建明検察長は「民衆の利益を損なう職務犯罪の予防と調査を集中的に行うとともに、職務犯罪の予防を重視し、賄賂などの犯罪ファイルの調査管理システムを構築し、腐敗取締りに関連する制度の健全化を推し進めていく方針だ」と明らかにしました。