香港、35%の女性が地下鉄でセクハラ被害 |
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2012年 11月 22日(木曜日) 18:35 | |||
関注香港女性暴力協会」(女性への暴力に注目することを呼びかける協会)の最新調査で、35%以上の女性が地下鉄で盗撮を含め、セクハラ被害を受けたことがあると判明したと、香港の新聞『星島日報』が報道しました。 しかし、すべての被害者は他人に知られることを恐れているため、駅員などに通報した人はいなかったということです。調査チームは香港の78ヵ所の駅で調査をはじめ、一部の駅の施設は設計が不十分なことが判断しました。例えばエスカレーターは透明なガラス部分があり、盗撮しやすいことにつながるとされました。これに対しては設備を改善したり、追加の監視装置を設けるべきとしています。 協会では女性387人と男性100人余りを対象に調査を行い、その結果139人の女性が電車で盗撮やセクハラにあった経験があったものの自ら通報したり、駅員への通知はしなかったということです。また、1割未満の女性が被害に遭った際、他の乗客に助けられたと話しました。 このようなセクハラ被害に対して45%の人が席また車両から離れ、30%の人が「どのように対処していいか分からなかった」と答えています。一方、15%の人は、女性が盗撮やセクハラにあっているのを目撃しながらも黙っていたということです。
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