<党大会>大会閉幕、百年の奮闘目標を再び強調 印刷
2012年 11月 15日(木曜日) 16:15

中国共産党第18回全国代表大会の閉幕式が14日午前行われました。

大会は、全党が思想を解放し、改革開放を行い、力を結集し、困難を克服し、中国の特色ある社会主義の道に沿って前進し、"小康社会"(いくらかゆとりのある社会)を全面的に築き上げるため奮闘するよう呼びかけました。

大会で行なわれた報告は、中国共産党の成立100年の時に"小康社会"を全面的に築き上げること、新中国の建国100周年の時に富強で民主的な、文明的かつ調和のとれた社会主義現代化の国を築き上げるという奮闘目標を改めて強調しています。

これについて新華社通信はその記事で、「中国はすでに、"小康社会'を全面的に築き上げる時までのカウントダウンをスタートさせた。2020年に"小康社会"の全面的構築まで後8年1カ月しかなく、このことから現在は重要な段階にある」と強調しています。

この記事は、「中国共産党は中国の特色ある社会主義の方向性をさらに明確にし、どのような状態に発展していくか、及び如何に発展していくかついての構想がますます完全なものになってきた。科学的発展観は『幸せな中国』、『調和のとれた中国』と『麗しい中国』という青写真の中でより鮮明に輝いており、経済建設、政治建設、文化建設、社会建設と生態文明建設はいずれも、"小康社会"を全面的に築き上げ、社会主義現代化と中国民族の偉大な復興を実現することに着眼している。大会の報告は科学的発展観を指針とし、中国の特色ある社会主義事業を推進するための全般的配置を行なった」としています。

この記事はさらに、「今日、世界の経済と政治の情勢は大きな変化が起き、調整と変革が世界の流れとなっている。総合国力の向上に伴い、中国と世界の関係にも大きな変化が起きている。中国の前途と運命が今のように世界の前途と運命に緊密に繋がっていることはこれまでになかった。平和的発展という舞台で、中国と世界各国が協力して共栄を図っていくことはいっそう着実なものとなっている」としています。