外交部 食料安全問題の重視を呼びかけ 印刷
2023年 7月 25日(火曜日) 21:55

国連のグテーレス事務総長は24日、国連食料システムサミットの段階的成果総括推進大会で、世界の食料システムについて、「既に崩壊した」と明言し、食料の生産と消費パターンを変えなければならないことを明らかにしました。

これについて、外交部の毛報道官は25日の定例記者会見で「当面、世界経済は回復力に乏しく、世界的な課題が入り交じり、貧困と飢饉問題の解決にはほど遠い。このため、国際協力を通じて、効果的な解決案を模索することが必要だ」と示しました。

毛報道官は、「中国は世界1位の穀物生産国として、世界の9%にも満たない耕地で世界の4分の1を占める穀物を生産し、14億人の食の問題を解決している。このこと自体が世界の食料安全保障に対する大きな貢献といえる。世界の食料安全保障問題について、中国は自国なりの解決案を打ち出し、行動をした。習近平主席が打ち出したグローバル発展イニシアチブは食料安全保障を重点協力分野の一つにしている。G20の枠組み内で、中国は国際食料安全保障協力イニシアチブを打ち出した。中国は国連食糧農業機関の南南協力の枠組み内で、最も多額の資金援助を行い、最も多くの専門家を派遣し、最も多くのプロジェクトを実施している発展途上国だ」と述べました。