クロスボーダー人民元決済システム、上海に設置へ 印刷
2017年 6月 20日(火曜日) 17:59
中国人民銀行の周小川総裁は20日、「2017年陸家嘴フォーラム」で、上海を国際金融センターとして確立するために、クロスボーダー人民元決済システム(CIPS)を近い将来、上海に設置することを明らかにしました。

上海市人民政府、中国人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、中国保険監督管理委員会が共催した「2017年陸家嘴フォーラム」がこの日、上海で開かれました。フォーラムのテーマは「グローバルな視野の下での金融改革及び健全な発展」です。

その中で、周総裁は「上海が2020年までに、中国の経済的実力と人民元の国際的地位にふさわしい国際金融の中心地となる目標を実現し、さらに世界有数の金融の中心地としても躍進することに自信を持っている。今後、人民元の国際化及び『一帯一路』構想のさらなる実施のために、金融のさまざまな不安定要素に共同で対応し、良好な経済発展環境を作り出し、上海の国際金融センターとしての地位確立を推進しなければならない」と語りました。