500歳の北京・銀錠橋、修繕工事開始 印刷
2010年 12月 06日(月曜日) 18:19

5日午前、500年の歴史を誇る銀錠橋(北京市西城区)の修繕のための解体工事が始まりました。修繕工事は来年2月まで続き、完成後は100年間使用できるということです。

明代に建立した銀錠橋は什刹海の前海と后海を結び、小石碑胡同と什刹海胡同を南北に繋げる橋で、古来から「燕京八景」の一つに数えられる「銀錠観 山」(銀錠橋からの西山の眺め)で親しまれています。銀錠橋は橋脚が長年水の中に浸かっており、負荷がかかり、橋体には亀裂が見られました。2008年7 月に「要修繕建造物」に認定されました。

今回の修繕は橋の長さ、幅と概観を変えずに、「元のまま」を原則に行います。橋脚の部分は作り直され、傷みのひどい部分は修繕し、あるいは取り替えを行います。

修繕期間中、両岸の通行のために、上流西側に鉄鋼構造の臨時的な橋がかけられました。なお、新中国ができてから今回で3回目の修繕になるということです。