中国、身障者の所得増加も全国平均より10年遅い 印刷
2010年 12月 03日(金曜日) 17:57

12月3日は国際障害者デーです。これに先立ち、中国障害者連合会と中国障害者福祉基金会は、国内の障害者の生活状況を調べた結果、中国で「小 康」と呼ばれる「いくらかゆとりのある生活」を送れるようになった身障者の割合は57.4%に達したものの、全国の平均水準より10年ほど遅れていること が分かりました。

「小康」の基準では所得について、都市部住民の1人当たり可処分所得は年間1万8000元(約22万円)、農村部住民の1人当たり純収入は8000元(約10万円)となっています。

調査によりますと、2010年、都市部の身障者の1人当たり可処分所得は9365.8元(約11万7000円)で、農村部では4739.2元(約5万9000円)になり、その増加幅は2007年以来最大となりました。

中国では、これから身障者が年間250―300万人増えていく趨勢にあり、このまま行くと2015年までに1億人を超える見込みです。